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2006年 09月 17日

Ground Zero

Nine Eleventhがあってからもう5年経つのですね。
映画の中のワンシーンのように崩れ落ちる高層ビルをよく覚えています。

WTCがあった場所に今から何ができるかご存知ですか?

跡地には数千もの再開発案がプロポーズされたそうです。
その中から選ばれたのは、なんと、「WTCより高い建物」。
『テロには屈しない』という強いメッセージの表れですね。

なんとなく分からないでもないけれど、
でもそういういかにもアメリカ人的な考え方にはちょっと抵抗があります。
強いアメリカばかりを誇示したがる、そんな鼻持ちならない感じがするのです。

でもそれは間違っていました。

ついさっきNHK-BSでやっていたGround Zero跡地の
再開発のドキュメンタリー番組を見たのです。

コンペで優勝した建築家の案は、ただ高い建物を作るだけではありませんでした。

2つのタワーが建っていた、まさにその場所、つまり2つの正方形の部分には
水をたたえた池を作り、その水が四方から地下に滝のように流れていく。
その地下のフロアの黒い石版には犠牲者の名前が刻まれ、訪れる人々は、
流れ落ちる水の壁をバックにしたその名前を見ることができる。

ちゃんと犠牲者のレクイエムも考えたつくりになっていました。

そうか、それだったらまあいいかもな、と少し考えが変わりました。

でも、それは甘かった。

その案に反対している遺族の声が紹介されていたのです。
「息子が倒れたこの場所にコンクリートを流し込むとは何事か」と。

・・・ぐさっときました。

結局、再開発をどうするのか?新しくどういうものを作るのか?
これを決めたのは開発公社のお偉いさんたちなんですね。
遺族の声はほとんど反映されていないのですね。

当事者にしか分からない、形容しがたい心の痛み。

今日は久しぶりにいいTV番組を見ました。

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by R_bridge | 2006-09-17 01:50